今回お伝えしたいのは、
6月25日に、愛知県は高浜市でありました
私が敬愛してやまない、障がい者施設を
運営されておられる藤原理事長が
講演で語られたお話です。
藤原理事長は福山で
障害者施設を複数運営されておられます。
私が感じるその素晴らしさは、
障がい者と地域の方が一体となった街の活性化、
皆が住みたくなる街づくり
を、自らが率先して行動し実現していること。
熱い想いとたぐいまれな行動力、
自分自身が命を落とす寸前までの病を
ご経験されておられる事もあり
人の痛みを理解する器量を兼ね備えられた
素晴らしい方なのです。
そんな藤原理事長に、私の名古屋のクライアントを
お繋ぎしたことから始まった、愛知県高浜での講演会。
本当に素晴らしかったのです。
お伝えしたこと、シェアしたいことは
山ほどあるのですが、今回はこちらを。
困難なものをクリアすると、やったね~!になる。
障がいを持った方達は、
困難をちょっと多く持っているだけ
例えば、子ども達を例に取ると。
逆上がりでも算数でも。
中々出来なかった事が出来た時に。
やったね~~!!
になりませんか?
困難さを乗り越えたその先に。
そこに喜びと感動と意欲がある!!
その事を、子どもさんなら、両親、兄弟、友人と
分かち合えたら、もっと喜びが、感動が
大きくなりませんか?
これを専門的に言うと
【感動の共有化】
と言うのですけれど。
更に一歩進んで。
自分が普通に色々な事が出来てしまう時に。
人はそういった喜び、感動を得にくくなってしまいます。
そこで、障がいを持った方々を
この様に理解してください。
【人より物事をする際に
ちょっとだけ、困難、大変が多い人達】
そう考えてみたら。
障がい者は人より多く、困難、大変があります。
だから、普通の人が普通に出来る事にも
多くの困難、大変があるんです。
そこを理解し、共に関わらせて頂く事で。
関わった方も、大きな喜び、大きな感動を
共にさせてもらえる事が出来るんです。
これが、障がい者と共に生きる事が
豊かさにつながる事の一つの確かな根拠です。
このお話を、
講演という場で改めて頂いて。
本当に心に筋が一本通ったと言いますか。
世界が開けた、といいますか。
そんな感を受けました。
私もカウンセリングで人の心に関わりを頂きます。
悩む方、苦しむ方、色々が出来ない事を責める方。
出来る方からしたら、悩まない方からしたら
なんで?何やってるの??
という事なのかもしれません。
でも、それもやっぱり
『ちょっと困難を多く持っているだけ』
だと思うのです。
そこに寄り添い、理解し合い、
そこから確かな学びを得て、身に付けて。
再び歩みを重ねた時に。
大変を知った分、悲しみを超えた分
その行動は深いモノになります。
現れる結果はより素晴らしいものになり、
得られる幸せは、はるかに大きいものになると
私は確信しています。
そんな自身のカウンセリングにも通じる
骨子、中核を成す大切な考え方に触れられて
本当に有り難かったのです。
そして、こういったお話が
会場を満員に埋めた皆様と共有出来たことが
とても嬉しく、この場を企画し想いひとつで
ここまでやってこられたクライアントに
心から頭が下がった次第です。
私に個人セッションを依頼される皆様も。
大変や苦しさ、悲しさ、今よりの更なる成長を求めて
想いひとつで依頼されることがほとんどです。
困難に、苦しさに、辛さに、悲しさに
時に打ちのめされながらも、
自分の人生を諦めずに、
『それでも…』
と勇気を持って、依頼をされた方達。
そんな人生を諦めない真摯さと勇気があるから
確かな結果が必ず訪れるのです。
その真摯さ、希望を信じ諦めない
最初の想いひとつが、確かな形になり。
自分の中に大いなる達成感を創り、
その周りの人に大きな感動を与え、
皆が豊かになっていく…
そう思います。
振り返ってみれば。
これまで多くの方に触れてきました。
広域メンタルトレーニング会社のナンバー2時代。
そして、独立して以後も。
結果につながる、繋がらないは
その勇気という意思、困難に立ち向かう姿
が重要なポイントだと確信します。
どんなに能力が高くても。今が満ち足りていても。
その能力の中で、守られた環境に自分を置いたままで。
怖さと向きあう勇気を持てずに挑戦が出来ないまま
その今に甘んじていて、向きあう事をしなかったり。
その結果が産み出す空虚感を受けとめないまま
踏み出さない事に理由をつけていたり。
etc…
のままでは、
困難に向きあい、挑戦をしていませんから
やったね~~!!の達成感を得ることはありません。
人を、自分を満たす感動を生み出すことも出来ません。
今現在、出来ている結果じゃない。
元々持っている能力、じゃない。
勇気という意思、真摯に自分の人生と向き合うこと。
これこそが、大きな達成感を与え、充足感を与え
人に感動を与え、それが誰かの勇気のタネになる
この事を強く思います。
ずっとずっと。
私は自分のクライアントに
勇気をもらってばかりだから。
大変な環境の中で、苦しい中で。
私のお願いしたことを一生懸命して頂いて。
困難に挑み、乗り越えてゆかれるのだから。
私はたくさんのクライアントに勇気を頂き
感動を頂いて参りました。
だから。
頂いた分の勇気を、感動を
確かに自分の血肉にして。
次のクライアントに、出会う方々に
役立てて参りたいと心から思います。
ネットで著名なあるコーチもこう言ってます。
コーチ成功の秘訣は結果の出そうな人
有望そうな人、会社の社長のような豊かな人
そういう人だけをクライアントにしなさい、と。
それも、一面の事実。
言っている事は大いに理解し、認めます。
でも、私はそうしませんし、出来ません。
今が良かろうが悪かろうか。
能力が豊かだろうが、厳しさが多かろうが。
偉かろうが、そうでなかろうが。
人生を諦めない真摯さ、何とかなりたいって意思。
困難と向きあう勇気。成長への意思。
そんな方達に
法則に基づいた確かな力を与えられる存在、
共にあり、勇気を支える存在であり続けます。
そんな人生のミッションまで
思わず思い浮かべさせられた…
そんな素晴らしい講演でした。