【一難去って、また一難…】って運命なんですか??

 

なんてテーマで
今日は書いてみますけれど、

最初に答えを書いてしまうと
運命でも何でもありません!!(キッパリ)

でも、本当に大変な時って
こんな風に思うことありませんでしたか?

 

いやぁ、私も
駆け出し営業時代を思い出します。

思いっきり黒いと言える
ブラック一部上場企業での
黒光りするほどの営業時代は
トラブルシューティング、

アクシデントへの対処が
問われるような仕事だったから。
 

 

本当に
毎日、毎日トラブルが起きて
もう頭が痛い、胃が痛い。
ごはんも喉を通らない…

どんなに注意をしていても、
何故か起きるトラブルの数々…

 

それがいい加減イヤになって

月に1or2日しかなかった
お休みの日まで、
自主出勤して確認をして…

なんてことまでしていたのですが

それでもあがる
火の手、火の手、火の手…

あちらを消せば、こちらが燃えさかり
こっちを消せば、あちらで炎が燃えさかる…

私自身にも何度も燃えうつり、
その度に真っ黒になりました…

まさしく一難去ってまた一難、です。

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周りのせいにしまくっていた、あの頃…

 

当時の私。

本当に周りのせいにしてばかり。

お前らのせいで〜、って
時に呪っていたかもしれない。
(まぁそこまででは…ないかな)

 

・ワガママばかり言う
 お客さん(個人)のせいだ

・何度やっても発注を間違える
 社内の事務・業務方のせいだ

・何の前触れもなく、
 納期が急に延びる工場のせいだ

・売り上げばかりを優先して、
 急に予定を入れ込んでくる所長のせいだ

・こんなシステムを温存している
 会社そのもののアホさのせいだ

・発注内容を勘違いして
 納品後にこちらが悪いにしてくる
 お客さん(お店)のせいだ

 etc…

 

こんな事が
順繰り順繰りに起きて
本当に心安まる時間は無かったのです。

しかし…

今の私が、当時の自分に
アドバイスするなら。

やっぱり言わざるを得ないのです。

『あっ。それだけどさ。
 何度でも来るよ、きっと。
 これからも、ずっとね…

 お前が今のままのやり方を
 これからも続けていくのなら』

だって、だって、だって。

駆け出しの頃の自分は
一生懸命やってましたよ、
頑張ってますよ!!

なんて、
語気を荒くしてしまうほどに
気持ちを込めて、仕事していたけれど。

自分以上の売り上げをあげていて
それでいて、
トラブルの少ない先輩達って
やっぱりいましたもの。

100人やって100人全員が
トラブルまみれなら。

せめて
100人やって95人が
同じ結果なら受け入れるけれど。

会社を見渡したら、
100人いたら10人くらいは
スマートにやっている人が
いましたものね〜。

私が配属されていた
ちょっと普通の営業の部署とは違う
特殊部門での直属の先輩も
そんな人のひとりだったし。
 

そんな事に駆け出しの頃の自分は
気付く事も出来なかったのです…

今から考えれば、
頭ばっかりでっかちで
お恥ずかしい…

なんて感も受けますけれど、
それも成長したから言えること。

責めるも呆れるもございません。

 

 

仕事の出来る人達との違いに気づいた!! 

で、話を戻しまして。

同じ仕事をやっていて、
トラブルまみれの私と
スマートに仕事をこなしてゆく先輩

何が違うか…って

自分の内面のデータが違う

 

単純にそれだけの事だったんです
今から考えれば。

でも、当時の私は
目の前に起きるトラブルや
それ以外の通常業務を何とか
こなしてゆく事に精一杯で。

・なぜ、こんなこと(トラブルなど)
 が起きているのか

・それを起こしている本質
 根本原因は何か

・では、どうしたら
 それらが起きない様になるのか

ということを
考察しきれていなかったのです。

いや、正確に言えば
当時も考察していましたよ。

そこまでそこまで、バカじゃないし!

って当時の私も
言ってきそうですもの。

けれど、それでも、やっぱり
考察しきれていなかったのです。

それは…

自分の一番奥底、根底にある

 【目的】

の部分を、です。

どんな手段も方法も

 自分の中の【目的】

に沿うように使われるのです。

【目的】=何のために
と言ってもいい。
 

ここを変えない限り

な〜〜〜んにも変わらないのです。

その当時の私の【目的】ですか?

確かこんな風だったと思うんですよね〜。

 仕事の全てをしっかり手の内に入れて
 お客様に満足を提供すると同時に
 ノルマを達成し続ける。
 
 自分を支えてくれる事務・業務方にも
 感謝の心を伝え、仲間としてやっていく

なんて感じだったと思います。
(もう10数年以上前の
 駆け出し時代ですので
 こんな感じ…で)

いやぁ〜、キレイな【目的】ですよね〜。
もう、ウットリするぐらいです…

って、んなわけね〜だろ!!

って当時の自分に
ツッコミを入れますよ、私は。

嘘つけ〜〜〜〜って。

自分をキレイにかざりすぎだろ〜〜〜〜っって。

 

意識でどんなに嘘をついても、飾り付けても
結果は、行動は嘘をつかない、そこには本音があぶり出される

実際に口では、意識では
その様に言っていました。

でも、ですよ。

実際の私が達成できていたことは

・売り上げノルマ
 中途入社時より
 28ヶ月連続達成

・返品、トラブル多数

・所長との折り合いは、かなり険悪

・時々お客さんから
 出入り禁止レベルのクレームも…

だったのです。

この結果を見れば
分かる人には、分かりますよね〜。

当時の私の本当の優先順位が。

実際のところは

①売り上げノルマの達成
②そのためなら、
 出来る事は何でもやる

だったのです。
 

売り上げを上げないと、
とんでもない黒い扱いをされる
黒い会社でしたから

とにかく売り上げを上げること、
ノルマの必達は絶対でした。

まして、中途入社の私です。

新卒じゃ有りませんから、
結果出さなければ自分の居場所はない
って状態でしたので、
それはそれは必死でした。

 

ノルマを達成できる営業は
全体の30〜50%という
状態の中で、私は在職10年間

 月達成率90%超
 年間達成率100%

を最終的に達成しています。

それは売り上げを上げること
ノルマを果たすこと

を何より大事にしてきたから、です。

やらないと、どんな目に遭うか
他の人を見て、充分に学んでいましたから…

 
でも、駆け出しの頃は
それ以上にトラブルが多い人
だったのです。
 

それは、先ほどの優先順位。

シンプルに書けば

・売り上げを達成する

・起きたトラブルは何とかこなして
 とにかく次へ。
 そんなトラブルや問題は
 とっとと終わらせて、一刻も早く
 売り上げを上げるための活動を

なんて感じだったから。

目の前のトラブルを
乗り切ることしか、
考えてないんですもの。

なぜ、
こんなトラブルが起きているのか〜?

なんて考察をする意識もなく
そんなゆとりもなく。
 

トラブルを起こす自分の中の因子
データはそのままですから、

そりゃ当然、同じ様な
トラブルがまた起きますがな〜

ってことです。

当時の私は本当に思ってました。

【一難去って、また一難…】

いつになったら、解放されるんだろう…
もう楽になりたい…

 

そんな繰り返しの中でいい加減に気付いたこと、とは…

そんな自分も
2年ほど経験を積む中で
いい加減気づきます。

 こんな大変な業界だけど
 シンプルに仕事している人達はいる。

 いったい何が違うんだ???

そして、
先輩達を観察し、そのマネをして
学んでいったのです。
(学ぶ、とは真似ぶが語源。
 真似るのは、学びの本質ですね)

 

その結果、
私のトラブルは減っていって
売り上げだけではない、
真の意味での中核社員としての
歩みを重ねてゆきました。

最初に挙げたキレイな目的を
本当に形に出来るように
なっていったのです。

そんな生まれ変わったと言えるくらい
成長した後の私なら

以前の周りのせい、をこう考えます。

・ワガママばかり言う
 お客さん(個人)のせいだ
 ⇒相手の気持ちを理解しきれず
  自分の都合で考えているから
  こんな事が起こる。
  単なる自分の理解不足。

・何度やっても発注を間違える
 社内の事務・業務方のせいだ
 ⇒間違いが何度も起きるなら、
  間違えられない工夫や気配りを
  すればいいだけ。
  自分の怠慢、怠けてます。

・何の前触れもなく、
 納期が急に延びる工場のせいだ
 ⇒防げない、予期できないのなら
  起きてしまった後に誠意を尽くして
  トラブルを最小限に。
  その為の、日頃の営業活動でしょう。

・売り上げばかりを優先して、
 急に予定を入れ込んでくる所長のせいだ
 ⇒自分も売り上げを上げるために、
  お客さんの都合を頂いている。
  所長にも所長の都合がある、立場がある。
  そんな事も理解出来ないから、
  所長から売り上げあげていても
  嫌な顔をされる。本当に自分勝手。

・こんなシステムを温存している
 会社そのもののアホさのせいだ
 ⇒だったら、その会社のシステムが
  少しでも良くなるように、
  提案すればいい。
  その提案を通せるだけの力を
  売り上げを上げ続けて
  身に付ければいい。
  
  それでも変わらないなら、

  辞めるなり何なり自分の力で生きればいい。
   (実際辞めちゃいましたけれど)

・発注内容を勘違いして
 納品後にこちらが悪いにしてくる
 お客さん(お店)のせいだ
 ⇒勘違いされやすいなら、勘違いされないような
  分かりやすい最終確認をすればいい。
  自分の工夫不足、理解不足。
  今の自分は、言っている事は正しくても、
  現実をコントロール出来ない屁理屈ばかりの人。

かつての自分についてなので
遠慮無く書けるのが気持ちいいです。

一難去ってまた…を、もう終了!!にするために

もし、あなたが
かつての私の様に

【一難去って、また一難…】

なんて思っているとしたら。
 

本当にその事に向きあわない限り
何度でも同じ事が起きます。

それはあなたがそのデータを
持っているから起きているのです。
 

人はこんな時に

・生まれた星が○○だから…
・これは私の運命なんです…

なんて、言いますけれど
そんな訳ないでしょう〜。

 

仮に、そうだとしたら
何やっても変わりませんし。

それで良いのでしたら

自分の人生は変わりません!!

を納得出来るのでしたら
いいですけれど。

私は、自分自身には
そんなんでは納得出来ません。

 

何をやっても人生は変わらない
運命なんです〜

なんて納得もしなければ
受け入れる事も有りません。

 全ての出来事は
 自分のデータが起こしている

と認める事は、
ちょっと勇気が要るかもしれませんが

 
自分のデータが起こしているなら
そのデータを書き換えてしまえば

 現象は、出来事は
 自分次第で変わる、変えてゆける

という事を認めること
でもあるのです。

潜在意識を理解し、その法則を学び
適切な手法を確かな意思を持って行えば、
必ず現象は、人生は変わります。

【一難去って、また一難…】

を感じる方。

あなたが大切にしている

【優先順位】=【目的】

は、必ず結果に現れています。

まずは
目の前の結果から、
その事を理解してみてください。

 何をしたらいい
 どうしたらいい

 の前に

 何のためにそれを行うか

を問うことが何より大切なのです。

でないと…

 運命だろうが
 星の下だろうが
 ツイてないだろうが
 アンラッキーだろうが
 etc…

同じ様な事が
手を変え品を変え
あなたに訪れ続けるのです。

言い方を変えると
データさえ変えてしまえば
良いことばかりが、
手を変え品を変え
あなたに訪れ続ける、
って事なんですけれどね。

だからこそ、
確かに希望は存在する。

自分の持つデータを知り、
そこに法則に基づいた手法で
アプローチを重ねてゆけば
いいだけなのですから。